8月11〜12日、第72回全日本学生体操競技選手権大会がベイコム総合体育館にて開催されました。
今年は地元兵庫県尼崎市での開催ということもあり、部員はもちろんのこと、附属中高生や保護者の方々とたくさんの卒業生の先輩方、大学の先生方も応援に駆けつけてくださり、大応援団となりました。
選手たちは大声援を受けながら、いつも通りを保って、キラキラと輝き演技しました。
11日の1班では個人の4名が出場しました。この試合が復帰戦となった選手や武庫川のワッペンをつけて出る最後の試合となった選手、引退試合となった選手など色々な思いが詰まった試合でした。1種目目の段違い平行棒では4人全員がミスなく演技し最高のスタートをきりました。最後まで笑顔で武庫川らしい美しくパワフルな演技を披露し、会場全体にその存在感を十分アピールできました。
3班の最終班には団体の6名が出場しました。緊張感漂う会場の雰囲気の中、ローテ練習の時から選手たちはいつも通り声を掛け合い応援も含め武庫川がチーム一丸となって戦いました。途中ミスが出てしまったところもありましたが、最後までチャレンジ精神を持ち続け、堂々と演技しました。
結果は団体準優勝で優勝には、わずかに及びませんでしたが、選手たちはやりきったっという表情で、笑顔で最後まで演技できました。チームの一人一人が、やり切れた嬉しさともっと出来たのにという悔しさの入り混じった涙を流し、来年こそ優勝をと誓いました。
個人総合選手権では、平岩優奈(新健2年)が初優勝を果たし、学生日本一に輝きました。長い体操部の歴史で2回目という快挙でした。
翌12日の種目別決勝では、全員が昨日の疲れを感じさせない堂々とした演技を見せました。段違い平行棒では、3連覇のかかった金田明里(新健4年)が健闘し、堂々の準優勝。平均台では、河﨑真理菜(新健1年)が優勝、土橋ココ(新健1年)が準優勝とワンツーフィニッシュで武庫川の存在感を示しました。ゆかでは、個人総合優勝の平岩優奈が種目別選手権の最後を飾る優勝を果たし、ここでも圧倒的な強さを見せつけてくれました。
今大会を通して金メダル3個、銀メダル3個獲得と大躍進を印象付けました。
今回の成果の裏には、様々な分野のプロフェッショナルの方々にご支援いただいたことも大きかったと思います。芸術サポートとしてプロのスタイリストに協力いただき、メイクやヘアセットをしていただきました。大会期間中には、食事も栄養バランスの良い献立を食物学科ぼ今村先生に提案いただき、華SAKUの内野屋さんの協力を得て、ホテルまで食事を配達していただきました。
さらに、普段から音楽や振り付けの表現向上をご指導いただいている辻本コーチが、競技会当日も会場までお越しいただきサポートしてくださいました。その他にも本当に多くの皆様のご支援、ご協力を得て、選手たちは最大限の力を発揮することができました。本当にありがとうございました。改めてお礼申し上げます。
チーム武庫川は「できることから日本一」のスローガンのもと、次は、9月23日に静岡産業大学で開催される六大学対抗戦、11月には群馬県高崎アリーナで開催される全日本団体総合選手権大会に向かいます。学院関係者をはじめ、多くの方々にご支援いただき活動できていることに感謝し、団体日本一を目指しこれからもチーム一丸となり頑張ります。
今後ともご支援いただきますようお願いいたします。<体操部主将のコメント 金田明里>
<女子個人総合優勝・種目別ゆか優勝 平岩優奈のコメント>
個人総合優勝に加え、種目別ゆかでも優勝でき、とても嬉しいです。しかし、自分の納得できる演技がまだ出来ていない部分もあり、これからの課題をたくさん見つけることができました。さらにレベルアップした演技ができるよう、これからも頑張ります。応援ありがとうございました。
<種目別平均台優勝 河崎真理菜のコメント>
自分にとっては、得意種目ではない平均台で優勝できたことにビックリですが、すごく嬉しいです。東京オリンピック出場を目指す上で、今大会の平均台で優勝したことは自信になりますし、これから得意の段違い平行棒もしっかり強化して、さらに上を目指して頑張ろうと思いました。
これからも応援よろしくお願いいたします。
<この大会で引退となった畠田理沙(新健4年)からのコメント>
最初で最後の全日本インカレ、緊張はあったけどそれ以上にたくさんの声援を受けながら試合をさせてもらって、ミスはあったけど悔いなく演技をやりきりました。とっても楽しい引退試合になりました。https://www.jpn-gym.or.jp/artistic/wp-content/uploads/sites/2/2018/05/f85622a754cd95581229d742caa5fcfa.pdf